京都・大覚寺×サクラモリプロジェクト共催「嵯峨の月光とさくら」
2019年3月29(金)30日(土)に京都・大覚寺にて、桜の植樹イベント&プロジェクションマッピング「嵯峨の月光とさくら」を実施しました。昨年に引き続き多くの方のご協力のもと、今年も開催するに至りました。
30日はあいにくの雨だったにも関わらず、2日間ともたくさんの方にお集まりいただきました。ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
「ふくしまサクラ」植樹。桜と自身の成長を重ねて…
■桜の植樹
植樹したのは、福島県で生まれた「ふくしまサクラ」。
大覚寺の執行長・伊勢俊雄さんにもお手伝いいただき、「ふくしまサクラ」を植えさせていただきました。
年号発表を控えた最後の週末、大覚寺での植樹にご参加頂いた深川麻衣さんですが、なんと3月29日は、深川さんのお誕生日でした。おめでとうございます!植樹した“ふくしまサクラ”が、これからの深川さん、そして、ご参加頂いた皆様の“未来”に負けないぐらい大きくなることを願っています。皆さんも、是非見守ってください。
30日のゲスト、歌舞伎役者の中村隼人さん、俳優の稲葉友さん、女優の三根梓さん。
(植樹をしていたら、雨が少し弱まってきました!)
まだ私たちの背丈ほどもない、細く小さな「ふくしまサクラ」の木。
恵みの雨と太陽、大地のパワー、そして訪れてくださる皆さんの温かさで、これからすくすくと育っていくことでしょう。
「京都へ来るたび、桜と自分のどちらがより成長しているか見にきたいね」と、皆さんで談笑されていました。
ふくしまサクラモリプロジェクトでは、日本全国をはじめ、世界へも植樹活動を広げています。
桜を通じて多くの人と場所へ笑顔の輪を広げていくことが、私たちの願いです。
※30日に植樹の見学に来場された皆様へご連絡
雨の中、ご来場まことにありがとうございました。皆様と一緒に撮った記念写真はこちらからご覧いただけます。
切ない恋バナも飛び出した!?ゲストトークショー
■トークショー
日没までの間は、皆で1200年の大覚寺の歴史や、サクラモリプロジェクトについてのお話をしました。
29日のゲスト深川麻衣さんは、歴史ある大覚寺という場所で、自身の誕生日に植樹し、皆さんと時間を共有し親睦が持てたことが大変嬉しいです。とのことでした。
30日のトークショーでは、ゲストの方に桜にまつわる想いやエピソードを伺ってみたところ…?
歌舞伎と桜は深く関係していて、普段から身近に感じているという中村さん。
飼っていた小型の柴犬(豆柴)の“サクラ”のことを思い出すという稲葉さん。
高校時代に憧れていた先生へ想いを伝えられなかった切ない思い出を語ってくださった三根さん。
皆さん、それぞれの想いやエピソードをお持ちでした。
やはり、桜は人の人生のいろいろな場面で寄り添い、見守ってくれる存在なのですね。
今回は新元号が発表される直前のタイミングだったこともあり、新たなスタートに向けての意気込みなどを話しながら、皆で一緒に日暮れを待ちました。
雨の観賞も幻想的!ウォータースクリーンプロジェクション
■ウォータースクリーンプロジェクション「嵯峨の月光とさくら」
そして、日没後、いよいよプロジェクションマッピングがスタート。
昨年同様、水のスクリーンに映し出されるウォータースクリーンプロジェクションを実施しました。
スクリーンが設置されたのは、大覚寺境内の東に位置する周囲1kmの日本最古の人工池「大沢池」。
嵯峨天皇が池に月を映して観月されたという「大沢池」ですが、池の周りには電柱や電線などの遮るものが一切なく、観月台からの景色は1200年前とほとんど変わらないとも言われています。
そんな歴史の風を感じる観月台からゲストと皆さんで一緒にウォータースクリーンプロジェクションを観賞。
草笛光子さんの語りとともに、四季をあらわす色とりどりの光が映し出されました。
2日目は雨の中での観賞でしたが、大沢池から白い霧のようなモヤが立ち込め、なんとも幻想的な雰囲気に包まれました。
皆さまにとって、平成最後の思い出の夜となることができていましたら、大変嬉しく存じます。
「ふくしまサクラ」の盆栽もお届けしています
今後もふくしまサクラモリプロジェクトは、植樹やさまざまなイベントを通して活動をしてまいります。
また、植樹以外にも、福島の生産者の皆さんとともに盆栽の「ふくしまサクラ」をお届けするという活動も行なっています。
企業や自治体の皆さまはもちろん、個人の方のご注文もお受けしております。
初心者の方でもご家庭で簡単に桜を育てていただくことができます。
今回ゲストで来ていただいた中村さんの盆栽も、先日花を咲かせたそうです。
https://www.instagram.com/p/Bvjeqgzgcow/?utm_source=ig_web_copy_link
盆栽をご希望の方は、以下のリンクよりお申し込みください。
改めまして、イベントにご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!
次のイベントや活動報告を楽しみにお待ちください!
(取材・文 坪井安奈、ふくしまサクラモリスタッフ)